東予育英会役員 意見交換会 vol.3
日時:2024年12月17日 19:00~20:00 場所:東予学舎舎友会室
出席者:会長、副会長、前田評議員、西部評議員、鈴木評議員、学舎運営委員4名
◇主な発言内容(発言者名は割愛する)
1)これまでの議論は、ただ舎生数を増やすのみでそのリスク等を考慮していない面がある。
・女性の受け入れは、設備面での大きな投資が必要。
・外国人の受け入れは、文化の違いに対応した管理ノウハウが必要。
→大きなリスクを伴うことが予想されるので、そういった実績のある寮から管理ノウハウを習得することは必須となる。
2)少子化のさらなる進展、東京への進学者の減少を踏まえて、長期的展望を持つことができるか。さらに言えば、集団生活のメリットを前面にしたこれまでの運営方針、価値観は天然記念物的になりつつある。戦後80年を迎えて大きな転換点を迎えている。
3)舎生の増加が進まないのなら、東予学舎の資産を活かした事業で副収入を獲得して一時的に赤字化をしのぐことを模索してはどうか。別紙東予学舎再建(案)の2を参考にしてほしい。
→運営資金が枯渇してきている現状では当該事業スタート時の資金負担をどうするか。その後の事業運営でも経営力量が必要になる。
4)その他
・募集方法の見直し。ex.SNS、クラウドファンデイング、大学での口コミ勧誘
・愛媛県4寮が合同で募集活動を行い、入寮者が通学に便利な寮を選択する。
・夏休み地元高校で、現役学生による入舎説明会を実施する。
・寄宿舎から奨学金に形態を変更するときの具体的シュミレーションをしてみる。
以上
▼提案資料

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前回 ▼東予育英会役員 意見交換会 vol.2
2024年11月19日 19:00〜21:30 東予学舎・舎友会室
●「収支改善3年計画」についての意見交換(19-20時)
日時:2024年11月19日 19:00~20:00 場所:東予学舎舎友会室
出席者:副会長、田坂理事、松本理事、源代評議員、村尾監事、学舎運営委員4名
◇主な発言内容(発言者は割愛する)
1)現状認識
・これまで高校訪問をしたが、高校の先生は進学だけで手いっぱいなので卒業生の勧誘をお願いして寮生を増やすのは難しい。
・東京圏への大学進学者が増える見込みはない。
①少子化の進行 ②東京圏の大学の難易度が上がっている ③集団生活の忌避
・寮生が確保できたとしても長期ビジョンが持てない。
①基金の枯渇 ②築40年の建物の更新 ③運営後継者問題
・寄宿舎形式での寮としての使命/ニーズは無くなっていると思う。
・東京圏の大学への進学希望者にとって寮の経済的メリットは大きいが、それを必要とする絶対数が減っている。
2)今後の方策案
・愛媛県の他寮との合併
→県全体で考える視点が必要
各寮の歴史、財産に違いがあり、合併へのハードルは高い。
・寮舎4Fの有効利用を真剣に検討して収支改善を並行して取り組むべき。
・育英形態を寄宿舎方式から奨学金方式へ変更するのが現実的。形態の変更にどのような問題があるか調査してはどうか。
・留学生を受け入れて寮の国際化を図り新たな魅力を生み出すことを検討してはどうか。
3)その他
・法人解散の時は、寮生に影響が出ないように計画的に実施することが必要。
(3回目は12/17開催予定) 以上
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日時:2024年10月15日 19:00~20:00 場所:東予学舎舎友会室
出席者:会長、副会長、佐伯評議員、学舎運営委員9名
◇伊藤会長より
東予育英会の黒字化計画は3年計画の2年目で大変厳しい状況にある。本会の今後の方向性を決めるうえで何よりも議論を尽くすことが大切と思われる。皆さんの努力のおかげで本年度は5名の新入舎生を迎えることができ光が見えてきたとも言える。皆さんの忌憚のないご意見を頂きたい。
◇越智常務理事より
黒字化計画では、来年度舎生20名を達成するために8名の新入舎生が必須であり、このままでは達成が難しいと思われる。来年5月の理事会で法人解散を含めた基本的な方針の決定並びに具体的な計画を立案するために、本会役員と運営委員による意見交換会をスタートする。
◇主な発言内容(発言者は割愛する)
1)舎生数を増やすために、「愛媛県に縁のある男子学生」の制限をなくす。
→留学生、東京に学生寮を持たない他県との連携ex.島根県、女子の受け入れ
・留学生はコミュニケーション、安全管理の面で心配。制限をなくした場合は、新たな管理ノウハウが必要になり運営が難しくなる。
・女子は向学心が高く、男女共用で上手に運営している学生寮がある。また、門戸を広げる社会的な意義付けもできる。但し、専用の設備を設けるための投資が必要。
・愛媛の他寮ではかなり以前から愛媛県出身の制限を外して安定経営を達成しているところがある。
・制限を外すことにより、東予育英会設立の理念を失うことになるのではないか。地元のニーズに応える、学生同士の人格形成を援助することがなくなると運営を継続する意味がない。
2)寮の合併は難しいが、法人は継続して施設を統合してはどうか。
→東予学舎が愛媛の他寮の使用していない寮舎に入る、寮生が減っている愛媛の他寮
を東予学舎の4階に受け入れる。
・愛媛県の中予(松山市)出身者は、4寮の地域性が無くなっていて、通学の利便性、食事の有無で寮を選ぶ。
3)募集方法を見直してはどうか。
→SNSの利用、ホームページのコンテンツを増やすなどで情報に接する機会を増やす。
・ツールは分かっているが、細かく継続してやることができない。
・志望する進学先が明確になっている人は少なく、合否がわかってから住むところを探す。親が初めから団体生活を考えていなければ情報は届かない。
・受験生の中には、経済的な理由から自分で探すこともある。
・在舎生は優秀なので、在舎生が東予学舎のメリットを親・学校へアピールし、同窓会・PTAへと広がっていくことを目指している。入舎生5名がキープできれば全体で20名は達成可能。
4)選択肢として寄宿舎を止めて奨学金へ移行するという方法もある。
→奨学金の基金に、現在保有する不動産の売却金を充てることができないと奨学金の運営は難しい。
(2回目は11/19、3回目は12/17開催予定) 以上

